Directed Energy Deposition
指向性エネルギー堆積(DED)は、付加製造技術(AM)プロセスで、ワイヤやパウダを堆積することによって部品を造形します。ワイヤやパウダは、レーザや電子ビームのようなエネルギー源を使用し、熱せられ、融合します。 FLOW-3D® AMは、パウダやワイヤの供給速度やサイズおよびレーザのパワーと走査速度のようなプロセスパラメータを考慮しているため、DEDプロセスを解析することができます。さらに、基板とパウダそれぞれの材料に独立した熱物理的材料特性を定義することで、複数材料のDEDプロセスも解析することができます。
レーザ特性、熱伝導、凝固、表面張力、シールドガスの影響、蒸発反力含む圧力の影響の機能を実装しているため、研究者は、溶接ビードの強度と均一性に対する、プロセスパラメータの影響を正確に解析することができます。さらに、これらの解析は、複数の層の問題における各層の混合の解析へ拡張することができます。
※「FLOW-3D AM」の名称、ロゴは米国フローサイエンス社の登録商標です。
パウダベースDED
パウダベースDEDは、3次元の部品を層ごとに作成するためにパウダを堆積する方法で、非常に精度が高く、制御にも優れる方法です。この柔軟性により、生産を最適化し、製造の無駄を減らすための様々なプロセスパラメータがもたらされます。 FLOW-3D® AMによって、パウダ構成(最大二つの異なる物性)、パウダの取り込み効率、造形方向、レーザおよび基板の向きを十分に考慮することができます。
ワイヤベースDED
ワイヤベースDEDは、パウダベースDEDより高いスループットをもち、無駄が少ない傾向がありますが、材料の組成と堆積する方向に関して、柔軟性が劣ります。FLOW-3D® AMは、ワイヤDEDのプロセスウィンドウの理解に役立ち、最適化の研究によって、ワイヤの供給速度と造形物の直径のような最良のプロセスパラメータを見つけることができます。
ワイヤ/パウダベース DED
ハイブリッドワイヤパウダベースDEDシステムを検討している研究者もいます。この方法は、造形部品の幅広い処理条件に対して使用できます。一例として、この解析で様々なパウダとワイヤ供給速度のハイブリッドシステムを検討することができます。